コケ威し
『威し』 おどしと読む。
前回の日記で素掛け威しと毛引き威しの問答があった。
威しとは、鎧パーツを繋ぐ紐=《緖通す》からきた名称らしい。
こけおどしのことだとず~っと思っていたが違うらしい。
これが素掛け威しという。
細かい板を繋ぐ毛引き威し。
どちらも面倒なモールドであると共に日本甲冑の見せ所でもある。
今回は、素掛け威しに挑戦した。
草摺の横板の段差を斜めにして、一間ずつカット。
板に少し丸味をつけ、袖板の角を丸くした。
この板にエポキシパテで素掛け威しをモールド。
・=・=・=・= こんな感じでパテが少し硬くなろうとした段階で大まかに貼り付けたパテをカットしていく。
×=×=×= こんなモールドもあるが絶対無理で御座る。
これをシリコンコピー術にて、大量生産致す。
洗濯板みたいやな。
板に孔開けんでええ方法や。
紐通しした方がリアルなんやけど・・・
これが本間のこけおどしやん!
戦国の世にタイムスリップじゃ!