戦国情景

ミニチュア戦国情景模型工房にようこそ!

2010-01-01から1年間の記事一覧

合印金箔押し

乱戦の最中、石ころに足をとられ、ドロ溜りにはまった。 起き上がるところを後より組み敷かれ、喉を掻かれそうになる。 とっさにドロを投げつけ、間合いを取る。 なんと、同じ合印の金箔押し胴ではないか 『お、お仲間じゃあ・・・・』 足軽胴には、殿様の紋…

火縄銃を持つ

((((((戦国堺を往く!))))))) 戦国堺と言えば、戦国期の流通の最大拠点であり、武士に支配されない町で有名。 それと忘れてはならないのは、火縄銃の生産地でもある。 今も鉄砲鍛冶屋敷が残っている。 そこに『堺鉄砲館』が最近出来たのです。 鉄砲鍛冶屋敷…

足軽の男前はだれ?

地方出張の度に思うことがあった。 その土地の人々の顔は、良く似ている。 そういう意味では、甲州へ行って、その地の人の顔を拝ませてから、武田軍足軽いを作るべきであったと反省せねばならないのかも。 取り合えず、身近な人の顔を参考にさせて頂いた。 …

足軽コーディネート

御貸具足で統一した姿の足軽隊だがその下に着る物も統一されていたのであろうか? 戦国期後半の大大名あたりなら、揃えさせたに違いない。 武田軍の赤備え隊なら、早くから揃えたと思いたい。 朱具足に映える色はと考えると羽織を柿渋色になった。 次に朱具…

戦国和人の顔色

和人の肌は、黄色で御座る。 淡黄色の皮膚の下に血液の赤味が差す色が和人(モンゴロイド種)の肌色そのもの。 数十年間も塗り続けた独逸兵の下地色は、白色で処理していた。 それを淡黄色に変えれば、良い事になるのか。 単純なことだ・・・とりあえず、塗っ…

帯刀

太刀は、刃を下にして、帯にぶら下げたが打刀は、刃を上にして、帯に差した。 最初は、時代の違いかなと思ってましたが馬に乗る武将は、太刀をぶら下げなければ、馬に当たり、暴れることとなるらしい。 刀の種類が違えば、兵法の扱い方も違う。 では、打刀を…

槍揃えで御座候。

(((((槍揃え))))) 世に馬揃えと言う言葉は、あるが槍揃えという言葉は、無いのかな。 多人数で長柄槍を持たしてみた。 上半身が前後して槍が上下する様がよく分かる。 それは、重畳也。 胴と脛当ての間を真鍮線にて自在にしたワザで御座る。 各ポ…

続、続、関ヶ原参陣

火縄銃演舞が終わると 笹尾山石田三成陣地前にて、西軍部隊のパフォーマンスが始まる。 どの部隊も歴女の足軽達で御座った。 槍揃えも黄色い掛け声とともに一斉に突き出す。 ((((((((((((楽しそうじゃ))))))))))))) 笹尾山陣地に部隊が移動して、初めて人気…

続、関ヶ原参陣

関ヶ原の山々に火縄銃の発射音が駆け巡った。 小西行長陣地より、音を頼りに村落を迷いながら抜け、自動車道路を越え、丘の上へ登ると石田三成陣地が見えた。 既に火縄銃の発射煙があたりを包み込み、右往左往する人だかりの隙間を見つけ、カメラポジション…

関ヶ原参陣

去る10月24日、関ヶ原にて、天下分け目の大合戦まつりが行われた。 拙者もカメラ片手に大坂より、参陣致し御座候。 閑散とした関ヶ原駅前に列をなす女性たち・・・・これが噂の歴女でござるのか。 地形は、把握済みの拙者は、笹尾山目刺し先駆け致す。 途中…

長柄槍を持ってみる

今週末には、関ヶ原410年祭が当地にて、開催される。 10年に一度、大々的に催されるらしい。 当日、関ヶ原一帯は、甲冑武者の演舞があり、のろしが上がり、鉄砲の音が響き渡るらしい。 時間が合えば、是非、参陣したいとこでござる。 長柄槍の持ち方は、? …

跪いた足軽

足軽跪く! (ひざまずく)と読みます。拙者は、知らなかった・・・・・ 地面に膝をついて、身をかがめるポーズは、製作者の立場から言えば、両足のバランスが難しい。 特に膝から腰への骨格の逃げが理解しがたい。 タミヤ社の独兵のようにバランス重視する方…

足軽大量生産

二十世紀初頭、日本中で(工場)が建ち並び、(雇用拡大)へつながる。 その結果、貧困層減少、富国に成り、領地拡大欲望へとつながった。 人類国家の黒い欲望である。 人類を幸福にするはずだった・・・・『大量生産』 今も世界中で人類破滅の一途を辿ってよう…

甲冑試着

引けば無限地獄、進めば極楽浄土 くに境は、しっかりと守らねばならぬ。 手緩き関所代官は、攻められやすく、くにを滅ぼしかねない。 『慮外者めが』 はよぉはよぉ、武具、具足の備えをせねば、間に合わんではないか。 ・・・・・・・・あくまで、戦国の世の…

第24回関西AFVの会

秋空に夏のなごりを感じる九月十九日、大阪日本橋VOLKS八階展示室にて、第24回関西AFVの会が催された。 関西一円の戦車模型モデラーの集いです。 1979年に第一回が催されてから、三十一年になる。 開催者が数度入れ替わり、開催されない年もあった…

足軽陣笠をつくる。

陣笠 足軽主体の団体戦になってきた戦国合戦。 飛び交う弓矢、飛礫等も半端な数では無いはず。 足軽も甲冑と兜がなければ・・・ とは言え、足軽風情に貸す兜は無く、皆共通の陣笠が配られたとか。 今では、足軽を語るに円錐の陣笠は、はずせないのだが・・・…

脛当を作る。

脛当(すねあて) 弁慶の泣き所、脛を守る為に鉄板を巻きつけたハイソックス? 何故、そんな重たいものを着けて走るのか。 戦いになると足払いとかが有効のはず、当然、防御したいのも解る。 足軽とは、足が軽いと書くのだが・・・ 団体戦となった長柄槍足軽に…

戦国和人顔

生首三兄弟 戦国時代の人々の顔を創造した。 特に農民出身の足軽の顔にこだわった。 硬い食物のせいで顎がしっかりしていたこと。 貧食のため、頬は、こけ、つぶらな眼光は、抜け目無く輝く。 昔の絵をみても絵師の癖のみ目立ち、リアルさは、疑問。 出勤途…

足軽甲冑胴製造

二枚仏胴 元亀三年(1572)、三方ヶ原の合戦は、武田信玄最強の時期。 それも、京へ目指そうと駿河を蹂躙せんとした時。 揃いの御貸し具足にもきっちりとした決まりがあったはず。 二枚仏胴・・・二枚の甲冑胴で身体の前後から挟み、脇の下の紐で結ぶ。 本来は…

槍足軽

槍足軽 戦国時代の人の身長は、現代人より低いだろう。 150センチ平均・・・・? 長柄槍と揃いの具足を持たされた農民は、村の代表。 ここは、体格の良い者から、選ばれたにちがいない。 160センチ平均としたいでござる。 城主様からの命令で武士でもない農…

長柄槍製造

続、長柄槍 槍棒部分は、一本の棒にあらず、心棒のまわりに竹とかで芯周りを囲み、布で巻き付け、漆で固めている。 長さは、三間(5.4メートル)、直径は、3センチ? 棒の太さがはっきりしない。 しかし、3センチとは、弱々しく感じるが物干し竿も掃除機のパイ…

長柄槍

長柄槍 戦国足軽が使ったという長柄鑓・・・ その長さは、5メートルになる。 物干し竿どころの話では、無い。 『長い』 戦場を核として、多数使われた長柄鑓だが 江戸期の武者槍ばかりで戦国期の実物が残って無いんですよ。http://img.mixi.jp/img/emoji/79.…

がったりと受けつつ?

合当理(がったり)と受筒(うけつつ) 当世具足の背でカチャかチャとなる金具? 金具の丸い輪に指物を通し、受筒に差込んで旗指物を固定した。 そんな立派なものが足軽御貸し具足に付いていたのか? 腰帯に縛り着けとけば、良いのではないのか? 只その場合、陣…

旗指物

元亀三年 三方ケ原 軍の前方にて、騒がしい声が上がった。 合戦が始まったのか? 仲間の背中と旗で何が起こったのか、見えない! 親方のかけ声で一斉に前方へ走る。 陣笠に飛礫が当たったが痛みなど感じない。 突如、視界が開いた。 旗指物の色が違う!! 敵…

槍足軽

槍足軽 1570年代前半、長柄部隊が戦場の核だった時代。 部隊の進退で戦場の駆け引きが行われ、その部隊の多くは、農民の出身。 鍬を長い棒に持ち替えて、上から、叩くだけ。 普段の農地耕作動作と同じことで特別な訓練無しで行える。 彼等を盾にして、後方に…

赤備え

その時、山火事が起こったのかと思う位、 突如、戦場地が真っ赤に変化した・・・ それがスルスルと野火のごとく、こちらへと向こうてきた。 朱色の具足を身にまとい、真紅の旗をなびかせた軍団だ! 遠方よりは、神々しく、みやびに見えたが 近づくにつれ、恐…

お初にお目にかかる。

戦国情景模型ブログをはじめました! コメント大歓迎です。 これからどうぞよろしくお願いします! 赤備え 元亀三年(1572) 京を目指し、破竹の進撃を続ける武田信玄。 徳川の浜松城を素通り! 苦虫を味わらされた徳川軍は、追いすがるが 武田軍が急転、魚燐…