戦国情景

ミニチュア戦国情景模型工房にようこそ!

オラ、カルヴァリン砲を作りてぇ~

 
【カルヴァリン砲】
 
砲身の長い特徴がある前装式大砲のことをこう呼ばれた。。。。
 
ラテン語のcolubrinus「のような」という言葉に由来される。。。
 
細長い筒から、玉を発射するものすべてにそう呼ばれたのかもしれない。。。
 
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・・・明らかに鉄製後装式小型大砲に属しているが、これもカルヴァリン砲なのか。。。
 
1600年代初頭に遠く日本へ運ばれ、大坂の陣に使われたものは、どれなんだと迷うところ。。。
 
オックスフォード英語事典より、
 
20ポンド砲
    口径   140mm
    長さ    4.5m
    重量   2200kg
17.5ポンド砲
    口径   140mm
    長さ    3.6m
    重量   2000kg
14ポンド砲
    口径   130mm
    長さ    3.6m
    重量   1800kg
 
と表記されるが。。。
ポンドは、玉の重量を表すのですが20pと17.5pの口径が同じ???
怪しい表記ではありますが16~17世紀でのイギリス海軍資料の参照だろうか。。。
 
 
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 メアリーローズ沈没付近より、引き上げられる大砲。。。
前述ブログhttp://blogs.yahoo.co.jp/panzerjoji/14845814.htmlでの大坂陣図絵巻の大砲と似ている。。。
 
 
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長さと口径を信じて、図面を起こすと17.5ポンド砲にバランスが合う。。。
 
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これが家康公が大坂の陣に使ったものに近いのかも。。。。
拙者の想像するカルヴァリン砲イメージは、これだ。。。
 
1500年代、英国海軍が持つカルヴァリン砲を1600年初頭に遠い日本へ売り込みに来ても不思議ではないのでしょう。。。
 それまでは、ポルトガルがインドのゴアで作ったフランキ砲だけしかなく、格段の性能の大砲であったことは、間違いないでしょう。。。
 
 
 
 
いよいよやな。
けど、やっと図面かい。
それだけ、ややこしいチュウことやな。。。
 
 
 
 
 
 
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 カルヴァリン砲を撃ちにこぬか!
 
https://history.blogmura.com/his_sengoku/ranking_out.html  硝石だけは、持参してね
 
                             
 
打ち上げてみようぞ!
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