戦国情景

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長柄槍

長柄槍

戦国足軽が使ったという長柄鑓・・・
その長さは、5メートルになる。
物干し竿どころの話では、無い。  『長い
 
戦場を核として、多数使われた長柄鑓だが
江戸期の武者槍ばかりで戦国期の実物が残って無いんですよ。http://img.mixi.jp/img/emoji/79.gif

実物が無いとなると戦乱の御時世を考慮しながら、江戸期の武者槍を参考に想像するしかない。  『乱暴な話
 
先ず、三角断面直槍穂先を作ってみた。
短めの江戸期と長めしか残っていない室町期の中間の穂長とした。

長柄槍の使い方は、その長さから、刺すというより、上から、叩きぶん殴る手段に使うことで威力を発揮した。
短い穂先で十分である理屈なのだが生死をわけた戦国期には、相手を脅す為の短かからずな穂先がつくのは、当然の理。
江戸期の穂先資料よりは、長めの刃にしたかった。 

まことに勝手言い放題でござる。http://img.mixi.jp/img/emoji/69.gif
 
イメージ 1
 
正三角直槍身の裏側写真
刃中央を溝が掘られているがこれを血溝という。
刺さった槍先を抜きやすくする為のもの。
 
模型のデテールアップには、格好の材料。
刃の中央に真直ぐ溝をほるのには、つらい作業。
予め、大きめのくぼみを掘り、そこへパテを混入。
コの字にした真鍮線をパテに押し当てた。
 
模型実寸、4ミリの穂先上の悪戦苦闘記でござる。