戦国情景

ミニチュア戦国情景模型工房にようこそ!

陣笠をかぶる♪

大雪を見ていると笠地蔵を思い出す。
老人が笠商いの帰り、吹雪の中の地蔵様を見かけ、売物だった笠だけではなく、自分のも差し上げた。
良い御伽話でござる。
 
我ら十九体の足軽衆にも陣笠を被って頂こう。
その前に彼らの頭と笠の擦り合わせをせねば。
 
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個性的な頭でござろう。
エポパテ(黄色)+ラッカーパテ(灰色)+ポリパテ(白色)が塗料の下に隠れているのがよく解る。
この擦り合わせで被りの深さが決まり、隠れる顔の代わりに表情をだして頂くことになる。
先の日記( http://blogs.yahoo.co.jp/panzerjoji/3902974.html )の笠を仕上げた。
戦地へひと月も行軍を行い、いくさに参加すれば、塗りは、むらになり、喧騒の傷が付くのではとボロボロになった陣笠を表現致す。
 
鋳造に失敗しただけじゃん。
失敗は、成功の元というやん。
ただでは、起きんのう。
 
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陣笠は、主に煉革で作られるということですが戦国当時、革の元となる獣を食うことが普通だったのだろうか。
腹減っては、戦は、出来ないしね。
 
 
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眼が隠れてしまった・・・・が迫力は、出た。
表情が隠れということは、次の行動がわからないから、不気味でござる。
 
これにて、足軽衆に陣笠を被って頂けた。