戦国情景

ミニチュア戦国情景模型工房にようこそ!

三方ヶ原の戦場地に立つ。

 
火山地帯の荒野には、ススキの群生地がよくある。
戦国期には、富士のすそのに在る三方ヶ原の台地もススキにおおわれていたのかもしれない。
今は、住宅地になり、当時の面影は、見えない。
この地での武田徳川の合戦は、小雪舞う十二月と聞いている。
では、是非、枯れススキ群生を再現しようではないか。
 
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ススキと言えば、粒々した穂先が特徴。
これを熱帯魚屋で売っていた水槽草を利用した。
 
ススキの葉は、剣のように細長く、先がとがっている。
これは、【紙創り】( http://www.kamizukuri.jp/ )というメーカー製のもの利用。
トレーシングペーパーにレーザーで切り込みを入れて、草型をしたも。
情景屋としては、理想の材料でござる。
 
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ところが群生を目指すのには、ちと、数が足らん。
自作してみた。
 
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トレーシングペーパーを薄茶色に塗り、0.3mm巾の切れ込みをいれる。
参考までに青いゴム板の四角は、1cm四方。
肉眼では、ほぼ、線にしか見えないがこの細さでないと1/35縮尺世界では、太すぎる。
 
それを真ん中より、ランダムに斜切り致す。
 
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これに薄く溶いた緑色を重ねていく。
どうにか、草の様相に近づいた。
 
これを加工した穂先を中心に巻いていく。
 
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葉の長さを変えて切ったことで、株から成長しながら葉が伸びていく様の表現を可能にした。
 
では、1/35縮尺世界でのススキを愛でていただこう
 
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